ググレカスを持ち込んではいけない3つのケースとその理由。
よくセミナーなんかで
簡単にググってわかることを
講師に聞いてくるなと言う意見がある。
確かにそうだ。
自分で調べて簡単にわかる事を
調べもしないで安易に人に聞のは
筋が違うと思う。
ただこの理屈(ググレカス)は何にでも
当てはめていいものではないと思う。
⒈例えば仕事場では
仕事がわからない人には
わかるまで何度も同じことを
教えることもあるだろう。
そんなことどうしてわからないんだと
思うようなことでも
本人にとってはほんとにわからなくて
困っていることもあるのだ。
そしてそういう場合
何がどうわからないのかがわからない。
だからどうやって調べたらいいかも
わからないという事。
だったら誰かに聞くしかないのでは?
⒉例えば家庭の場合
調べればわかることっていうのは
たくさんあるだろうけど
家庭内の事と言うのは
その当事者たちにしかわからないことも
けっこうあるのだ。
おばあちゃんの知恵袋的なことも
ネット上には多数存在するが
生きた知恵と言うものは
実際の経験を積んでいかないと
出来上がっていかない。
「そんなこといちいち聞かないで
ネットで調べろよな」だと
日常会話自体が成り立たなくなる。
⒊そもそもの話として
本屋に行くとよく
「今さら人に聞けない〜」という
題名の本が並んでいる。
私はいつもそれを見て違和感を感じてしまう。
どうしていまさら聞けないのか。
聞いたからって何かが減るわけじゃなし、
聞かないことのデメリットの方が大きい。
「聞くは1時の恥、聞かぬは一生の恥」
と言うが、人に何かを聞くのは
そんなに恥ずかしいことなんだろうか?
メールやLINEでほとんどの用事が済む
便利な世の中になったけど
誰かに何かを聞くことで
道が開けることも多い。
メールだけだとらちがあかないようなことも
電話で話をしてみれば一発で解決する
ことだってよくあるのだ。
人は1人では生きていけない。
ググレカスと言う言葉には
人に何かを気軽に聞いてはいけない
と言う意味合いがが潜んでいるような
気がしてならない。