むかしの私は良く怒っていた。
むかしの私は良く怒っていた。
自分はいつも理不尽な目にあっていると。
周りの人たちはもっと私の期待に応えるべきだと思ってた。
そのくらいしてくれて当然ぐらいに思ってた。
だって私はこんなに頑張ってるんだからって。
私は一体なにを期待してたんだろ。
それでいて
どうせ世の中そんなもんよね。
私ってなんてかわいそうなの、になる。
これって
最初から物事がうまくいくとは思ってないじゃん。
こんな物の考え方してたんだよね。
まあ随分とひねくれてたこと(笑)
これじゃあ誰も手を差し伸べてはくれないわ。
無理ってもんよ。
怒りにかなりパワーを使ってた。
エネルギーの無駄遣いだよ。
50代後半になって
ある意味いい具合にパワーがなくなってきて
怒りをたぎらせるのがしんどくなってきた。
これはいいことだ。
怒らなければその分のパワーを
自分の好きなことに注げる。
この年になってようやくそう思えるようになってきた。
年を取るのも悪くない。